肌のバリア機能って化粧品を浸透させにくくしている

人間の肌は良くできていて、簡単に皮膚の中に有害なものを通さないようにバリア機能があります。

これらのバリア機能は水と油が交互にミルフィーユのような構造になっていて、水溶性のものと油溶性のものを両方通さないようになっているんですね。まるでフィルターのようになっているんです。

そこで問題になるのが、実際に化粧品を私たちは毎日塗りたくっていますが、実際に保湿成分や美容成分がちゃんと皮膚に浸透しているのかということです。

結論から言えば、潤いを感じたり、美白効果を実感することがあるので、肌に浸透しているのは間違いないのですが、全部が全部浸透しているわけではありません。

やはりバリア機能によって皮膚は守られているので、その防衛線をかいくぐって少しだけようやっと浸透するという程度なんです。

それでも肌に美容の効果が実感できているのは、少量の成分でも肌はしっかり活性化するからですね。

それでもスキンケアの順番を正しくしないと化粧品成分が肌に浸透しにくくなるので、順番が大切といわれるのはそのためです。

そんな中最近では、そのバリア機能を突破して確実に角質層まで成分を届けられる商品が発売され人気を博しています。

それはマイクロニードルパッチと呼ばれるものです。マイクロニードルとは字のごとく「極小」の「針」という意味なんですが、絆創膏のようなシートに極小の針が付いているパックシートのようなものです。

実はこの針がヒアルロン酸でできていて、水と反応して溶けるという性質があります。

それを目の下のたるみなどに貼ると、肌にヒアルロン酸の針が刺さって、バリア機能を貫通して、直接角質層にヒアルロン酸を届けてくれます。

だから浸透率はかぎりなく100%に近くなり、肌のハリ感が尋常じゃないくらいアップするという仕組みです。

ヒアロディープパッチの人気の秘密